Difference between revisions of "IDE Window: Make ResourceString/ja"

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このウィザードはある文字列定数をリソース文字列に変換するのを手助けします。
 
このウィザードはある文字列定数をリソース文字列に変換するのを手助けします。
  

Revision as of 13:18, 23 November 2006

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このウィザードはある文字列定数をリソース文字列に変換するのを手助けします。

カーソルを変換したい文字列定数もしくは選択されたその一部の上に置いてください。その上で、ツール → リソース文字列作成 を呼び出して下さい。

例として、文字列定数を 'Some text'とします。

変換オプション

識別子の接頭辞

新しい識別子が自動的に作成されます。その新しい識別子は接頭辞(prefix)から始まり、文字列定数の単語が続きます。もし同じ値のリソース文字列が既にある場合、その古い識別子が提案されます。 IDEはユニット毎の接頭辞を記憶するため、現在のユニットで最後に用いられた接頭辞が始めに選択されます。

識別子の長さ

これは自動的に作成された識別子の最大長です。

カスタム識別子

自動的に作成された 識別子を用いる代わりに、ここにあなた自身が識別子を設定することができます。

リソース文字列セクション

このコンボボックスはスコープ内の全てのユニットで使用できる全てのリソース文字列セクションを含んでいます。これは現在のユニットの全てのセクションに加え、用いられているユニットの宣言部にある全てのセクションを加えたものです。

同じ値の文字列

このコンボボックスは新しいリソース文字列と同じ値を持つ全てのリソース文字列識別子を並べています。それらの一つを用いたい場合にここで選択できます。

リソース文字列セクションのどこに新しい識別子を置けばよいか

新しい識別子が作成された場合に、 リソース文字列セクションのどこにそれを置けばよいかを設定します。

  • セクションに追加 - 新しい識別子はセクションの末尾に置かれます。
  • アルファベット順に挿入 - 識別子をアルファベット順に挿入します。
  • 状況感知的に挿入 - 現在のコードの前後でリソース文字列識別子を探索します。もし見つけたら新しい識別子はそこに追加されます。なければセクションの末尾に置かれます。

ソース内の文字列定数

これは古いソースコードもしくは現在のソースコードを示しています。

ソースのプレビュー

これは文字列定数がどのように再配置されるかのプレビューで、破線がその下に引かれ、そのリソース文字列がどのように見えるかを示します。

例 1: フォームのcaptionの設定

resourcestringセクションがまだなければ宣言部に追加して下さい。例えば'implementation'キーワードのすぐ上のあたりに:

 resourcestring
   rsSomeText = 'Some text';

FormCreateイベントに次の行を追加して下さい:

 Caption:='An example caption';

カーソルをその文字列定数の上、つまり2つの 'の間のどこかに置き、ツール → リソース文字列作成

その識別子の接頭辞に'rs'を('なしで)置きます。 新しく自動的に提案される識別子は'rsAnExampleCaption'になります。 プレビューでは次のように表示されます。

   Caption:=rsAnExampleCaption;
 --------------------------------------------------------------------------------
 rsAnExampleCaption = 'An example caption'   

OKをクリックしてください。

例 2 : 複雑な文字列定数

変数や関数をもつ複雑な文字列式を変換する場合、このツールはFormat関数を用います。例えば次の文:

 Caption:='Left='+IntToStr(Left)+' Top='+IntToStr(Top);

は次の文に置き換わります。

 Caption:=Format(rsLeftTop, [IntToStr(Left), IntToStr(Top)]);

そして新しいリソース文字列は

 rsLeftTop = 'Left=%s Top=%s'      

となります。 このFormat関数はSysUtilsユニットで定義されています。ユニットのuses節にまだSysUtilsが含まれていない場合は追加して下さい。